症状の改善に向かうべきである。

検査といわれて

検査とはいえ
医療費ばかりがかさんで顧客満足度の低いこのような現状は、早急に改善されなければなりません造設を考えていたほどの嚥下機能が画期的に改善、死の淵から生還した末期アルツハイマー型認知症のTさん90歳の男性さんは、アルツハイマー型認知症の末期でした。嚥下機能が低下し、そろそろ胃瘻を造設しなければならないというときに私と出会った人ですNewフェルガードを胃瘻から、注入した結果、トンカツを食べられるようになった患者さんを経験していた私は、Newフェルガードの力を信じていました。
Tさんのケースで発見できたことは、誤嚥がはじまってすぐにNewフェルガードを始めれば、胃瘻が不要になるということでした。次の写真をご覧ください。1枚目は初診時で視点が定まっていませんNEWフェルガードを処方して3週間後に撮った2枚目では、こちらをちゃんと見るようになっています。
嚥下機能が改善し、胃瘻が見送られたのもこの頃でした。3枚目の写真は処方開始から半年がたち、口からの食事が続いている状態です。引き締まった表情で、診察に対する反応もすこぶる良好でした。
通常この3枚の写真を並べると、時間の経過が逆だと思うのが常識的な考え方といえるかもしれません。何しろ患者さんは90歳なのです。家族であっても「口から食べられないのだから、そろそろ諦めよう」と考えるか、「胃瘻にしてもう少し延命させよう」と考えるか、二者択一を迫られるところです。ところがさんはNewフェルガードを飲み続けることで、この後2年間胃瘻と縁がありませんでした。
フェルガード類については、認知機能の改善以外にも嚥下がよくなる、歩行がよくなる、難聴がよくなると驚きの連続です。あまりに治療結果がよいため、発表資料をまとめるのが大変でうれしい悲鳴を上げています。信じがたいことですが、末期の認知症の患者さんでもNewフェルガード1~4包/日で嚥ドできるようになり、噛めば意識もはっきりしますから、死の淵からの生還もあり得るのです。高齢者の看取りを行っている老人病院や介護施設の関係者であれば、お年寄りの最期は食べなくなるか、食べたものが気道に入る誤嚥性肺炎になるかで、どちらにしても嚥下障害が死に至る原因であることが知られています。
症状の改善に矯正はなぜ必要なの?

細胞が受け取る仕組みになっています。
ところが、Newフェルガードは寿命を延ばすのです。胃瘻造設後でも、Newフェルガードを水に溶いて注入すれば、やがて口から食べられるようになります。いちばんよいのは、誤嚥が始まったらすぐにNewフェルガードの服用を開始し、胃瘻を造らずに済ませることです。
レビー小体型認知症がすっかり改善し、昔のお母さんに戻った
と家族に喜.れたAさん80代の女性利用者Aさんが、施設で大暴れしていると電話が入りました。幻覚、独語、せん妄、不眠、千鳥足の症状があり、拒食でまったく食べなくなって危険な状態だといいます。電話をかけてきたのは、愛知県でもピカイチの達人ケアマネ·小板美代子さん。彼女が大変だというからには、緊急対応が必要です。
私が教えてあるので、患者さんがレビー小体型認知症であり、処方が悪いため薬剤過敏を起こしていることがわかっているからです。法律がなければ、医師でない彼女が治していたでしょう。
来院してもらうと、Aさんは首垂れを起こして体幹が左に傾いていました。家族は、1年前にはこんなに元気だったのにと涙ながらに訴えます次の写真①。処方されていたのはアリセプト5㎎と抗精神薬のリスパダールでした。これはどちらもドーパミン阻害剤なので、最悪の組み合わせといえます。
レビー小体型認知症を診断できず、認知症だからとアリセプトを漫然と処方し、大好きなリスパダール陽性症状を抑える薬。適用が広いでおとなしくさせようとした処方は、まさに精神科医がなせる業です。

ホルモン分泌がおかしくなります。

私はこのような問題症例薬害であり医原病は必ず改善するので、家族に「大丈夫、昔のようになりますから」
と伝えました。
治療は一刻を争うものでした。早く治さないと、Aさんは死んでしまったでしょう。その場でフェルガード100M3本を飲んでもらい、ドーパミン阻害剤アリセプトとリスパダールを全廃して、抑肝散2包、ベンザリン睡眠薬、フェルガード100M×3という処方を行いました。
6週間後の2回目の外来では、劇的な改善が見られました。すっかり穏やかになって食欲もりもり、歩行もスムーズで、診察室に入ると冗談を言えるAさんの姿があったのです。それは昔のお母さんに戻ったと家族に言われるほど素晴らしい改善ぶりでした。
施設のスタッフに聞くと、「むしろハイテンションすぎるくらい」と笑うので、フェルガード100Mは2本に減らしました。
レビー小体型認知症は、姿勢のひどい患者さん、中毒感のひどい患者さんほどよく治ります。それは、間違った投薬のせいでそうなっているからです。認知症だけで、ひどい首垂れや体幹の傾斜が起こることはありません。残念ながら、医師よりもレビーの教育を受けた介護スタッフのほうが診断能力が高いようです。
うつ状態が改善したために食欲が戻って元気になり、歩行までが可能になったレビー小体型認知症のRさんRさんは、強いうつ状態でまったく食事ができなくなったレビー小体型認知症の患者さんです。コウノメソッドでは「認知症の陰性症状では抗うつ薬を第一選択にしない」という大切な約束があります。しかしシンメトレル(パーキンソン病治療薬として使われる抗ウイルス薬)、サアミオン脳血流改善薬、アリセプト、の興奮系御三家でも元気が出ないときはどうすればよいのか、答えはなかなか見つかりませんでした。
Rさんがそれまでに処方されていたのは、アリセプト2.5㎎とサアミオン10㎎です。私はまず、アリセプトを中止し、元気を出してもらうためにメネシット(歩行をよくする抗パーキンソン病薬)2錠を処方しました。しかし状態が変わらなかったので、メネシットをいったん1錠に減らして、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)の一種であるジェイゾロフト25㎎を1錠だけ加えました。

検査を受けるというのがだいぶ浸透してきています。

症状は非常に複雑で多様です

興奮系の薬剤をいろいろと試して、それでも認知症の患者さんのうつ状態が改善しない場合は、セロトニン量がうつ病発病閾値に近づいていると考えられます。そこで、安全性の高いジェイゾロフトを試してみたのです。認知症なのかうつ病なのかと悩む必要はありません。脳内の伝達物質がどの程度落ちているかを推測して、それを補おうという考え方をすればいいのです。そのときジェイゾロフトは、治療の鍵穴を探すセンサーとなり得ます。成功率、安全率がもっとも高い抗うつ薬だからです。
処方を変更したとたん、Rさんはすぐに食べられるようになりました。次の2番目の写真は、サアミオン、メネシット、ジェイゾロフトの3剤に切り替えてから28日目のRさんです。
強いうつ状態で食欲が奪われていた鍫が改善し、にこやかになっているばかりか、少しふっくらとしたように見えます。3番目の写真は、診察室に歩いてきたRさんです。うつ状態が改善したために食欲が戻って元気になり、歩行までが可能になっていました。さらにカメラを構えると、Vサインまで出ました。
認知症は治りませんと介護家族に告げている医師は、この写真をよく見てほしいと思います。処方しているのはメネシット、ジェイゾロフトともに最少量です。それでも急に食べられるようになり、ついには歩きだすのです。四肢マヒで車いすになった患者さんは歩けませんが、認知症であれば歩けます。前医の処方が悪いのですから、レビー小体型認知症は重症であればあるほど改善するのです。
に抱きかかえられて受診したほどだったレビー小体型認知症のBさんも今では自分の足でク寺ァしっかり歩けるまでに改レビー小体型認知症のBさんは、改訂長谷川式スケールが7.5点と認知機能が悪く、脳のCTを撮ると虚血もありました。歩行はひどく不安定で、よろよろと歩き、家族が支えなければ危険な状態です。目つきもトロンとして、意識障害が出ていました。
レビー小体型認知症がパーキンソン病とはっきり異なる点は、意識消失発作や嗜眠があることです。アルツハイマー型認知症やピック病が元気な認知症なら、レビー小体型認知症は意識障害系の認知症といえます。

薬を求めた。

そのため、放置すると転倒や誤嚥など生命の危険を伴う事故が起こり、悪化するとうつ状態になって食欲が低下し、予後の悪い病気となってしまうのです。
初診時のBさんも、まさにそうした危険な状態にありました。私はその場で意識障害治療剤のニコリソ1000㎎を1本打ち、以下の薬を処方しました。認知機能の改善にアリセプトを極少量の0.5㎎、筋力を取り戻してもらうために脳血流改善薬のサアミオン散6㎎、幻視を出さないために抑肝散2包、それにフェルガード100Mを2包です。患者さんの様子を観察して出した一発改善処方でした。
初診時のBさんは、ご主人と娘さんに抱きかかえられるようにして診察室に入ってきたのですが、6週間後の再診では見違えるほどしっかりしていました。
表情に生気が戻り、自分の足でしっかり歩き、先生、ありがとうと私に握手を求めてきたのです。付き添ってきたご主人も、私もBさんも、みんなで手を取って泣きましたこれこそまさにフェルガードマジックです。歩行の改善には、よくペルマックスパーキンソン病治療薬を使いますが、Bさんの事例では、より安全に治すためにフェルガード100Mを使ったのがよかったのだと思います。認知機能の低下、歩行障害、幻視の3症状が揃った状態が、典型的なレビー小体型認知症です。しかし、これを全部治そうとしてそれぞれの症状を抑える薬を常用量処方したのではかえって悪化します。レビー小体型認知症の治療ポイントは、完璧に治そうとしないことです。7割程度でいいと思って、軽めの処方を行えばうまくいきます。薬剤過敏性があるために少量の薬でも副作用が出るレビー小体型認知症は、る不思議な病気なのです。
逆に少量の薬でも劇的に改善す。3回目の外でもすっかり消え、車いすを自いてクリニックへ歩いてきたレビー小体型認知のPさんPさんもまた、歩けるようになった一人です。初診時は、家族に連れられて診察室の中まで車いすで来ました。活気がなく、誤嚥があり、知能検査は改訂長谷川式スケールが11.5です。認知機能の低下、幻視、歩行障害の三大症状が揃ったレビー小体型認知症でした。
健康によいと考えられている。

うつ状態で食欲が奪われていた鍫が改善

こうした場合、どれも完全に治そうとするとこじらせるので、治療は誤嚥、認知機能、幻視に重点を置き、歩行は後回しにせざるを得ませんでした。
まず、認知機能の改善にアリセプトごく少量1.67㎎、誤嚥をなくすためにクラシエ半夏厚朴湯エキス8錠です。併せて幻視の解消ですが、これはいつもの抑肝散では難しいと考えました。意識障害があるに違いないと判断したのです。
コウノメソッドでは、レビー小体型認知症の意識障害にはニコリン注射を第一選択とし、もし幻視が抑肝散で消えない場合は、少量のセレネースを認めるというのがセオリーです。ニコリンは脳梗塞による意識障害脳幹網様体の機能障害の治療薬として昔から使われている薬ですが、効きが悪いといって使わない医師が少なくありません。

しかし、相手がレビー患者さんで1000㎎静注なら、目を見張るような意識の改善が見られることがあり患者さんをせん妄状態から救い出してくれる薬です。ここでは、後発品のニコリン日医工を使いました。
セレネースは、1964年から発売されている代表的な抗精神病薬幻覚、幻聴、異常行動の抑制で、長く使われているだけあって信頼性が高い薬ですPさんは他府県から来た患者さんだったので、抑肝散を飛ばしてセレネースを処方し、ニコリンとクラシエ半夏厚朴湯を多めに用いました外来の2回目も同じ処方を行いましたが、この時点ではまだ効果は出ませんでした。しかしニコリンは絶対に必要だと感じていたので、2回目も1000㎎静注を行いました。劇的に改善した姿を見ることができたのは3回目の外来のときです。すたすたと歩いてきた彼女を見て、私は「こんな患者さんいたっけ」と思いました。

      症状が現われることなく
      神経伝達物質の再取り込みを阻害する
      医療の世界